法人ETCカードを審査なしで取得する方法なんてあるのでしょうか?
法人ETCカードは審査が必要?
基本的に法人ETCカードは個人事業主や会社経営者向けのクレジットカード「法人カード」に付帯して発行される追加カードです。
法人カードの場合は、実際に経費利用した金額をクレジットカード会社が1ヶ月~2か月後の引き落としまで立て替える必要がでてきます。
クレジットカード会社が立て替えるということは、仮に返済が滞ってしまった場合にクレジットカード会社は損失を抱えるということを意味します。
これを回避するために、支払い余力があるかどうか?の法人カードの審査が行われるのです。
当然、法人カード審査に落ちてしまえば、追加カードである法人ETCカードも取得できません。
法人カード審査では
- 事業歴
- 法人の信用情報(他社借入の状況・返済履歴・滞納の有無)
- 業種
- 資本金
- 帝国データバンクの掲載
- 経営状況
- 経営者の個人信用情報(他社借入の状況・返済履歴・滞納の有無)
- 経営者のクレジットヒストリー
・・・
が審査基準になるため
例えば
- 起業して間もない会社(個人事業主)
- 赤字の会社(個人事業主)
- 税金の滞納、未納がある会社(個人事業主)
- 多額の借入がある会社(個人事業主)
- 他のビジネスローンや法人カードの返済遅延がある会社(個人事業主)
- 資本金が少ない会社
- オフィスがなく、バーチャルオフィスなどを利用している会社
- 固定電話がなく、携帯電話だけで営業している会社
などの場合には、法人カード審査に通らず、法人ETCカードも取得できない可能性が高まってしまうのです。
法人ETCカードを審査なしで取得する方法
法人ETCカードには大きく分けて2種類のカードがあります。
- クレジットカード会社が発行している法人カードに付帯される「法人ETCカード」
- 高速道路会社が発行している「法人ETCカード」
です。
高速道路会社が発行している「法人ETCカード」の場合、クレジットカード機能はないため、入会時にデポジットと呼ばれる保証金を支払う必要があるのです。この保証金は退会時には返金されるものですが、万が一請求書によるETC利用代金の支払いがない場合にだけ取り崩されるものなのです。
逆に言えば、保証金を支払う分、高速道路会社の貸し倒れリスクというのはほとんど発生しないのです。
そのため、高速道路会社が発行している「法人ETCカード」の場合、審査がないのです。
クレジットカード会社が発行している法人カード審査に通らない方でも、高速道路会社が発行している「法人ETCカード」に申込めば、「法人ETCカード」を審査なしで取得することができるのです。