法人ETCカードは完全に無料で発行するのがベストなような気がしますが、ポイントも含めて考えると無料だからお得というわけではないのです。その理由を解説します。
法人カードは年会費だけでなくポイントも含めて考える必要がある
で解説しているように、完全に無料で法人ETCカードを取得することも可能です。
ただし、年会費永年無料の法人カード「ライフカードビジネス(法人カード)/一般カード」の場合はポイントがつかないのです。
ポイントがないからこそ、年会費永年無料という法人カードでは珍しい年会費設定が可能になっているのです。
しかし、例えば「JCB法人カード/一般カード」の場合は、ポイント還元率0.5%でポイントが付与されます。しかも、そのポイントはキャッシュバックで現金化することも可能です。
月20万円の経費を法人カードで支払う会社があった場合に
月20万円 × 12か月 × 0.5% = 12,000円分のポイント
が貯まることになります。
年会費は初年度無料で、2年目以降は1250円(税抜)です。
2年目だとして、12,000円分のポイントから1,250円分の年会費を除いても、10,750円のプラスになるのです。
年会費0円でポイントも0円の法人カードよりも、この場合には10,750円もお得になる計算になるのです。
単純に年会費無料が良いというわけではないのです。もちろん、ポイント還元率が0.5%で年会費が永年無料の法人カードがあれば良いのですが、現状はそのような法人カードはないのです。
分岐点は
「JCB法人カード/一般カード」と「ライフカードビジネス(法人カード)/一般カード」で比較するのであれば
毎月の経費利用額が2万1000円を超えるようであれば
- 「JCB法人カード/一般カード」の方がお得
毎月の経費利用額が2万1000円を超えないようであれば
- 「ライフカードビジネス(法人カード)/一般カード」の方がお得
になるのです。
まとめ
年会費とポイントのバランスを、実際に経費利用額で想定して比較検討すると良いでしょう。